昨日のR308号線暗峠の奈良県生駒市側に引き続き今日は大阪府東大阪市側をレポートしたいと思います。 榁ノ木峠で奈良市から生駒市に抜け、暗峠を越えて東大阪へ向かいますが今回がこの酷道の一番の難所は何と言っても暗峠の大阪側になります。 それでは暗峠からスタート~
山の上の集落の中に府県境があります。 都市部では住宅街の中に県境があるのは珍しくはないですが、地方やこのような山の上の集落の中に府県境があるところは少ないのでしょうか? 新潟県と山形県の境に鼠ヶ関という場所がありますがここも暗峠と同じように集落の中に県境がありますが山の集落と海の集落でロケーションは違いますが似たような感じがします。 ところでこの府県境の写真を撮影していて何かが足りないと思ったのですがよく見ると幅1.3mの標識が撤去されているではありませんか… ここの名物だっただけに少し残念です。
峠を越えるとここからは下り坂になります。 峠より少し東大阪市側に進んだところがこの道路の最狭隘部のようで、普通車がやっと通れる程の道幅しかありません… こんなところで対向車が来たら混乱必死ですね! 幸い対向車は来なかったのはよかった!
アスファルトの黒い道路ではなくコンクリートの白い舗装の狭い道が国道です! 地元の人が歩いていますがいかに狭いかがわかると思います。 そしてガードレールはおろか縁石もないので万が一踏み外したら死にはしないものの酷いことになるのは間違いなし… 名だたる酷道だけあります!
ちなみにここから1.4キロは異常気象時には通行止めになる通行規制区間でした。
さらに峠を下りますが大阪側は奈良県側とは比べ物にならないとんでもない急坂になっていました。 舗装の上にはタイヤのブラックマークが付いていますが、これはドリフトしてついたものではなく坂が急すぎてタイヤが空回りしてついたもののようです…
この坂の角度はヤバいです。 Wikipediaによると最大斜度は37%だそうで… ためしに歩いてみましたが歩くだけでも結構キツイです。 管理人の非力なヴィッツではこの坂を登り切る自信がなかったので敢えて奈良県側からアタックしました。
その後もギアはBレンジにいれているにもかかわらずアクセルを離しただけで猛加速するような下りの坂道が続きます。 木々の間からは大阪の街並みが一望できて綺麗です。
この後りは大阪府民の森は枚岡公園内を通り抜けるハイキングルートになっているようで車よりハイカーの姿が目に付きます。
歴史の道 暗越 奈良街道と台座に彫られています。
近くにはお寺さんもあります。
枚岡公園を抜けると街並みが一気に近くなり住宅街の隘路となります。
そして東大阪市内にも西行きの一方通行区間が存在します。 そして近鉄奈良線の線路が見えるとR308の酷道区間も終わりです。
東大阪市側から見た暗峠の上り口です。 進入禁止の標識が立っている道路が国道308号線になります。
どうにか無事に酷道308号線暗峠を走破することができ一安心しました。 暗峠は車で走るより完全にハイキングコースのような道路でした。 距離は短いですが見どころたくさんのワンダーランドです。 ただし道路は過酷な坂道と隘路の連続なので通行する際は細心の注意を持ってご通行下