満腹でやっとの思いでホテルをチェックアウトした後は宿の送迎で宮古駅まで送ってもらいますが、行きと同じくタクシーでの移動となりました。 ヨーグルト食べすぎてお腹の様子が気になるなかおよそ10分程で宮古駅へ到着。
宮古→釜石
956発の盛行きに乗ります。 花巻行きのSL銀河を始発の釜石から乗車するとなると746発の列車に乗車する必要がありますが、それに乗ると宿の朝食が食べられないのでここはSL銀河を遠野から乗車することにして快速はまゆりに乗りSL銀河を追いかけます。 山田線の時刻表を見ると日中は929の後は1615まで列車がないという超閑散線区です。
時刻は朝の940分なのに山田線の次の列車は1615‥大規模災害で1発KOで廃線なんてこともありそうです。 岩泉線も落石で廃止になってしまったことですし‥ ちなみに山田線は以前、Kenjiのイベント列車で1往復乗車しています。
それよりも気になったのは発車済みの923久慈行きの表示が消えていないこと‥ 機械の故障でしょうか‥
宮古から釜石までは36-712にお世話になります。
窓口で乗車券をWAONで購入したところ硬券が来ると思ったら補充券での発行でビックリ! 駅員氏に聞くと硬券で欲しいと言えば硬券で発売してくれるそうです。 個人的には補充券の方が見た目が面白いので嬉しかったりします。
列車は定刻通り宮古を発車し所々海を眺めながら釜石に向けて走っていきます。
定刻通りの11時23分に釜石到着!
快速はまゆり3号
釜石1131発快速はまゆり4号に乗り換えます。 乗り換え時間は8分ほどですので改札は出ずにダイレクトに乗り換えます。
この日のはまゆり4号の編成は3両で先頭からキハ110-3+キハ112-1+キハ111-1でした。 キハ110-3はキハ110系の試作車で新製時は顔が黒く塗られた独特の出で立ちで姿を現しファンを驚かせた車両であります。
キハ110系試作車の外観上の特徴の一つトイレ部分がダミー窓になっていることがあげられます。 JRマークの張られている黒く塗りつぶされた窓がトイレになります。
1並びの車両で縁起よさそう。 そういえば昔、幕張にクハ111-1111なんて車両がいたことを思い出しました。
キハ111-1のパイプスカートです。 キハ110系0番台の特徴の一つです。
快速はまゆりは元の急行陸中が快速に格下げになった列車でJR東日本では珍しい定期快速列車の指定席が連結されています。 実際に乗車してみると指定席を設ける必要があるのかという程度の乗車率ですがファンの立場からすると列車名の入った指定席券が手元に残るので迷わず指定席を購入しました。 ちなみにキハ110系0番台はリクライニングシートで指定席・自由席で特にアコモに差はありません。 純粋に座席が保障されるかされないかの違いのみです。
それでは3号車の指定席に座り遠野へ向けて出発!
昨日見た景色と同じ景色の中を進んでいきますがこちらはSLではなく気動車ということもありパワーも速度も全然違います。 力強いエキゾーストノートを響かせ仙人峠を越え釜石から45分で民話のふるさと遠野に到着です。
遠野で釜石からのJR分の乗車券に入鋏してもらいキハ141に乗り移ります。
SL銀河 花巻行き
座席に荷物を置き車両を撮影。
C58 239のナンバーと区名札と運用札です。 花巻~盛岡間の回送がキハ141先頭の気動車列車になっているところが興味深いです。
ホームの屋根がない位置にに停車しているため綺麗に光が当たってくれます。
その後車内販売コーナーに行ってアイスを買おうとするとなんとアイスも弁当も売り切れとのこと… 残念すぎます…
車販のアイスが売り切れということで改札を出て、駅の前にある観光案内所のお土産コーナーでジェラートを買って食べました。
遠野は定刻通り1353に発車し快晴の遠野盆地を快走し眼鏡橋を渡り宮守に到着。
紅葉が綺麗な宮守ではおよそ7分程停車するため車外に出て軽くスマホで撮影。
こちらは花巻行きの最後尾車両のキハ143-701。
その後は土沢、新花巻と停車し終点の花巻には定刻通りの1519に到着です。
無事に終点の花巻に到着したSL銀河! 久々に乗ったSLは楽しかったです。 また機会があったら乗りに来ます!!
次回は最終回、奥州平泉紅葉号編をアップします。
※この後SL銀河の興奮も冷めやらぬ11月19日になんとJR東日本よりSL銀河運転終了の発表がありました。 SLの問題ではなくキハ141の老朽化が原因とのことでキハ141の検査期限が来る2023年春までの運行となる予定だそうです。 実際に乗車してみて改装はされているものの窓が歪んで開かない箇所があったりと確かに老朽化している部分は否めないところもあったので仕方ないのかもしれません。 またキハ141系自体がJR東日本で所有した実績のない車両、かつ北海道の厳しい環境の中使用されてきた車両でもあるのでメンテナンス性に問題があったのではないかと想像できます。 SLの今後はどうなるのか非常に気になるところですがキハ110系を改造したりする等、旅客車を確保して釜石線でのSLの運転を続けてもらいたいと思います。