昨日の福井県編に続き今日は岐阜県側を紹介します。
温見峠~根尾能郷間は見どころいっぱいスリル満載の区間でR157のハイライトでもある区間です。 それでは昨日の続きから~
温見峠を過ぎ岐阜県に入ると下りになります。 もちろん対向車が来たらどちらかが退避所まで戻らなくてはならないような細いワインディングロードが続きます。
峠から少し走ると酷道157号線名物の路上河川(洗い越しとも言う)の登場です!
道路の上を小川が流れています! この日は数日間晴れが続いていたためこれくらいの水量ですが雨の時はどのようになるか想像できません。
また路上河川の登場!
洗い越しは水を通すためその部分だけ道路がU字に窪ませてありますので、その段差に注意ということですね! 実際に段差があるのかは水があってよく確認できないので通過時はしっかりと徐行して慎重に進みます。
洗い越し区間を過ぎ、廃村となった根尾大河原の集落後を抜けると次は有名な「落ちたら死ぬ」の看板で警告している崖のようなところを進みます。写真ではわかりにくいですがポールの外側は完全な崖です。 草があるからと少しはみ出しても大丈夫などと考えると谷底に真っ逆さま~です。 切り立った崖を草がカモフラージュしているというとんでもない罠が仕掛けられています。 しかも山側も切り立った斜面で所々には落石の後もあります。 左は崖からの転落、右からは落成の恐怖の中、これまた慎重に車を進めていきます。
これがこの酷道を有名にした「落ちたら死ぬ」の看板です。 だったらガードレールくらい付けましょう!って感じですね… この看板は岐阜県側から行くと根尾能郷の集落の先にあります。 福井県側から来ると落ちたら死ぬ区間を過ぎてからでないと見ることができません…
根尾能郷から根尾大河原まで2012年まで8年間も災害で通行止めでやっと通れるようになりました。 昨今の異常気象を考えるといつまた災害通行止めになってしまうかわからないので通れるうちに行ってきましたが、不安は的中したようで訪問した直後に台風が来て再び災害通行止めになっているようです。
峠を抜けた後は旧根尾村の郵便局巡りをしましたが、局の方より温見峠を抜けてきたと話をしたら「よくそんなところ通ってきたね」と言われてしまいました。 確かに道路に川が流れていたり、ガードレールもまともに設置されておらず、落石の危険もあるような道路なのでその通りだと感じた一方、温見峠~根尾能郷まで早朝にもかかわらず対向車も5台程すれ違いました(ほとんどが地域外ナンバーでした)。 自分と同じくこの道路に惹かれてドライブに来ている人も少なからずいるようです。 皆様、酷道ドライブはくれぐれも無理せず安全運転でお願いします。