先日、都会の秘境駅と言われる阪堺電車の上町線の住吉公園駅が2016年1月30日で廃止されるため、お別れ訪問してきました。 この住吉公園駅は何と朝しか列車が来ないという珍しい駅で平日5本、休日4本しか営業列車がありません。 このことが都会の秘境駅と言われる所以でもあります。
昼間は関空で飛行機の写真を撮影し住吉公園駅に着いたのは午前1時頃でした。 駅の近くのコインパーキング(料金:24時間最大800円)に駐車し住吉公園に行ってみるとあかりが付いていました。
駅の中に入ってみました。
バリケードのところまで行って夜のホームを撮影してみましたがひっそりと静まり返っています。 ただし駅に掲げられた時刻表を見ると、7時と8時台にしか列車しかありません。 不思議な光景としかいいようがありません… これを撮影した後は一度、車に戻り車内で仮眠しました。 そして翌朝…
7時40分頃に天王寺駅前発住吉公園駅の一番列車が到着します。 架線柱が激しく斜めになってますが大丈夫なのでしょうか?? まぁ後、1週間程で役目を終える施設ですからねぇ… ところでこの朝1番の列車のみ2番線に入線します。 そして1番線に2番列車が入線してから住吉公園の始発列車が発車となります。 この時だけは2番列車到着後から7:48の始発電車が発車するまでの僅かな間ですが2本の列車がホームで並びます。 管理人は直前で気づいたのですが移動する時間がなくて並びは撮り損ねました。 少し心残り…
こちらは3番列車がホームに到着したところです。 どの列車も一般の乗客に混じって多数の鉄道ファンが乗っています。 というより鉄道ファンの中に混じって一般の乗客がいると行った方が正しいような… まぁ廃止直前の路線ではどこも同じようですが…
これは5番列車(終電)が到着したところです。 この後はこの折返しの終電に乗り天王寺駅前まで乗り鉄しました。
1日乗車券(TAKETAKEきっぷ)を買ったので折角なので全線を乗り潰して住吉鳥居前駅に戻ったのはちょうどお昼位でした。 その後再度、100mほど離れた住吉公園駅に行ってみました。
朝の賑わいは一瞬にして過ぎ去り駅は再び静寂に包まれています。
時刻はまだ昼の12時過ぎにもかかわらず誰もいない都会の駅は不思議な雰囲気に包まれていました。
また一つ異色の鉄道シーンが過去帳入りしてしまい残念な限りです