勝山永平寺線 福井→勝山
あわら湯のまち駅から福井駅まで乗車したMC7000形を見送った後は勝山永平寺線を乗り潰すべく勝山行きの列車に乗り換えます。 ちょうど先ほど発車していったMC7000形とこれから乗車する折返し勝山行きになる予定の福井行きのMC6101形が隣の新福井駅ですれ違いホームへ進入してきました。 先ほど乗車した三国芦原線は2両でしたが今回乗車するMC6101形は1両のようです。
今回乗車するのはMC6112です。 16:25発の勝山行き1625Kに乗って勝山まで行きますがえちぜん鉄道の列車番号は始発駅の発車時刻が列番になるようです。 列番のMは多くの鉄道会社では電車を意味することが多いようですがえちぜん鉄道では三国芦原線を表すMで勝山永平寺線はKとなります。 ちなみに福鉄からから乗り入れてくる列車はRです。 路面電車のRからとっているのでしょうか??
MC6101形は元愛知環状鉄道で活躍していた車両です。
貫通幌の両脇についたアンテナのような突起物が特徴的です。
勝山永平寺線の列車は基本的には2番線から出発します。
今回はホームで車両観察等をしていたため座席にはありつけませんでしたので先頭からかぶりつきをすることにしました。
新福井駅に進入します。
新福井駅までは道床にバラストが敷き詰められていますが新福井から新幹線高架橋を降りるまでは道床に枕木のみでバラストがありません。たった800mしかない新幹線高架の仮線路ですが軌道の敷設方法が異なっていたりとなかなか興味深いです。
デッキガーダー風の高架への取付部を下っていきますが仮線路らしい雰囲気です。
列車は供用間近に控えた真新しい福井口駅を右上に見ながら地平の福井口駅に滑り込んでいきます。
福井口では三国芦原線から来た列車と接続を取ってから発車のため少々停車しました。
民家の軒先をかすめるように福井市街地の中を走り途中の越前新保で1548Kと交換です。 車内は高校の下校時間のため学生がたくさん乗車しており賑やかです。
列車は永平寺口駅に進入します。 ここは京福時代は東古市駅という名前でかつてはここから永平寺線(平成14年廃止)が永平寺まで伸びていました。 ここでも対向列車と交換します。
永平寺口のあたりからは車窓もたんぼが多くなり長閑な雰囲気になってきます。 乗客も乗車よりも降車が多く駅に止まるにつれて車内の乗客が少なくなっていきます。
車両前面から眺めていると軌道緑化しているように見えるくらい線路には草が生えてます。
勝山に近づくにつれて線路と山の距離が近くなり車窓も変化していきます。
遠くに勝山市街を見ながら終点勝山に向けて走行します。 三国芦原線より勝山永平寺線の方が沿線の風景の変化が大きく乗車していて面白いような印象でした。
17:19列車は勝山駅1番線に無事到着。 到着とほぼ同時に2番線の福井行き電車が発車していきました。
勝山駅にて
折返しはこのMC6112に乗って福井へ戻りますが発車は30分後なので少し駅の周りを見て回ることにしました。
駅舎内は外観から感じるようなクラシックな感じではなく綺麗に改装さていました。
観光パンフがたくさんおいてあります。
次の列車の発車案内はデスクトップPCのようなスクリーンタイプのものでした。
駅舎は登録有形文化財のようです。
外観はこんな感じで趣きのある造りになっています。
駅の横にはテキ6形と貨車が保存されていました。
この車両たちはただの静態保存ではなく動態保存のようでイベントの時には動くこともあるとか…
恐竜博物館のある勝山らしく駅のロータリーでは恐竜のモニュメントが置いてあります。
まだ時間があるので車両や駅構内を撮影して時間を潰します。
勝山駅2番線から見た線路終端部分はこんな感じです。 線路が一つに纏められて機回しができるようになっています。
MC6101形の車内は出入り口付近がロングシートのセミクロス構造となっています。
撮影していると時間が経つのは早いようでもうすぐ発車時間が近づいてきました。 列車は数名の乗客を乗せて福井へ向かいます。
勝山→新福井→福井
列車は途中駅で少しづつ乗客を拾い、福井へ向かいますが永平寺口のあたりからは西の空の雲が無くなり晴れてきました。 そこでこれからの動きを考えた結果、終点福井まで行かずに一つ手前の新福井で下車してみることにしました。
こちらはこれから供用開始される新福井駅のホームです。
左側の高架がえちぜん鉄道の高架橋で右側が新幹線高架です。階段を登り終えて右に行けばこれから使用される新福井駅(この時は開業前なので柵があり入れませんでした)、右に行けば新幹線高架の仮線の新福井駅ホームに出られるという構造になっていました。
このあとは新福井駅先端で列車を2本ばかり撮影した後、次の終点福井まで一区間乗車しましたが一区間でも気軽に乗れるところがフリーきっぷの強みです。
福井→三国港→あわら湯のまち
福井からの乗車は思った程ではなく沿線の高校の最寄駅で高校生たちがたくさん乗り込み田原町駅あたりが混雑のピークといった感じです。 それでも都会の満員電車のような激しい混雑はなくある程度余裕をもって乗車できるところがうれしいところ。 日没時間を過ぎ外は段々と暗くなるなか列車は終点三国港を目指します。
昼間の残照が微かに残る三国港駅に到着しました。
窓口の駅業も終わりひっそりとした三国港駅の駅舎内です。
駅舎はこんな感じでこちらも味のある駅舎です。
列車の折返しまで10分程あるので列車と駅舎をからめてiPhoneで撮影してみました。
三国港から乗車したのは管理人ただ一人でしたので車内を撮影してみました。 先ほどのMC6101形と同じくMC7000形もセミクロス構造となっています。 次の三国では数名の乗車があり貸切状態ではなくなってしまいました。 列車をあわら湯のまち駅で下車してえちぜん鉄道全線乗り潰し終了です。
あわら湯のまちでは上下列車の交換があるので下車後にiPhoneで撮影してから宿へ向かいました。