どこかにマイルで行く JR四国乗り潰し紀行 その5 窪川→宇和島→松山

アンパンマン列車に乗って窪川駅へ到着した管理人ですが、まずはみどりの窓口に行き宇和島から乗車予定の特急「宇和海」の指定席を発券を試みますが、内子線の土砂崩れの影響で宇和海の運転区間が宇和島から伊予大洲間に短縮されているため全車自由席扱いで運転になっているとのこと。 また窪川→若井までの土佐くろしお鉄道の乗車券をマルス発券できないかも聞いてみたところ不可とのことでした。 ちなみに伊勢鉄道と接続しているのJR東海の津や真岡鐡道と接続しているJR東日本の下館駅等はJRのみどりの窓口でマルス券での乗車券の販売を行っていますが窪川ではやっていないようです。ちなみに昨日、牟岐駅で阿佐海岸鉄道単独の乗車券が発券できるかどうか聞いてみたところこちらも不可でした。

土佐くろしお鉄道 窪川駅

JRの窓口で土佐くろしお鉄道の乗車券が買えなかったので、一度JRの駅を後にし隣の土佐くろしお鉄道の駅舎に行き若井までの乗車券を購入します。

乗車券(出札補充券)

どうせ券売機のエド券か窓口発売の硬券だろうと思っていましたが出てきたのはなんと出札補充券でした。

フリーきっぷの範囲外の乗車券を購入した後は土佐くろしお鉄道の改札を通り1321発の予土線普通列車宇和島行きに乗車すべくホームへ戻りました。 窪川発の予土線は1日当たり5本しか運転されておらずJR四国一のローカル線です。 この列車の前は940発までありません。 そして1321発の列車は土日や18きっぷの時期では「しまんトロッコ」号として運転されるのですが、この日は生憎平日やコロナウィルスの影響でトロッコ車両の連結はなしでした。 (余談ですが大学時代に清流しまんと号として予土線のトロッコ列車は乗車済。 そして予土線に乗車するのもその時以来です。)

予土線 宇和島行き

待っていたのは単行のキハ54 9でした。 車内はスーパーロングシートとなっており折角の予土線の綺麗な景色が見難いのは残念。

川奥信号場 進入

窪川駅を発車した列車は若井と停車して行き川奥信号場までは土佐くろしお鉄道の線路を走ります。

2020.7.15. 予土線 川奥信号場

川奥信号場は通過するのかと思ったら交換待ちで停車しました。 交換相手は窪川行き3代目海洋堂ホビートレイン色「かっぱうようよ号」のキハ32 4でした。 トロッコ非連結のキハ54にのるなら海洋堂ホビートレインか鉄道ホビートレインの方がいいなぁとは言ってもどちらの車両も固定運用になっているので乗りたければ狙って使用列車に乗るしかないのですが… 今回の乗り鉄の目的は特定の車両に乗るのではなく未乗線区に乗ることなのでここは我慢します。

沈下橋

予土線は四万十川を縫うように線路が敷かれていますが車窓で見逃せないのは沈下橋です。 この日は先日までの大雨の影響で川が濁っていますが普段は美しい川面と沈下橋という日本の原風景のような車窓が繰り広げられます。

江川崎駅停車中

途中の江川崎では22分間の停車時間があります。 ちなみにトロッコ車両連結時は土佐大正~江川崎間が時刻変更になり江川崎駅での停車時間は3分間になります。

江川崎駅

時間があるので一度改札を出てみましたが駅の周りにはこれと言って何もありません。 江川崎駅は簡易委託駅ですが定期券と回数券のみしか販売できないそうで入場券は買えませんでした。

西日本一暑い駅

江川崎は西日本一暑い駅で41℃まで気温が上昇したことがあるそうです。 熊谷や多治見と争える駅ですね!

江川崎を発車し列車は宇和島へ向けて進んでいきますが、途中の伊予宮野下駅では鉄道ホビートレインとの交換がありました。

2020.7.15. 予土線 伊予宮野下

0系新幹線の顔をしたキハ32 3。初めて雑誌で見た時は何じゃこれは!? と度肝を抜かれた奇抜なデザインですが、初めて実車を見てもそのインパクトは変わりません。

2020.7.15. 予土線 伊予宮野下

ちなみに宇和島方の運転台は幌がついており、オリジナル顔に0系の顔が塗装で再現されておりこちらも違和感たっぷりのデザインです。

江川崎の時点で管理人を含め2名だった乗客も沿線の高校から下校する学生が乗車し程よく席が埋まる状態で終点の宇和島に到着。 乗りかえ時間は3分で伊予大洲行きの特急宇和海に乗りかえます。

八幡浜

途中の八幡浜で宇和海を捨てて伊予長浜経由の普通列車松山行きに乗りかえしました。 車両は本日2度目のキハ54でした。 これに乗りJR四国の最後の未乗区間の予讃線 伊予大洲~向井原間に乗車します。

下灘駅

青春18きっぷのポスターに採用されたことで一躍有名な駅になった下灘駅のホームとは反対側の車窓です。 改札口の奥に海が広がる構図での撮影が有名ですが、線路と海の間には国道があります。 海に近い駅なら信越本線の青海川や大村線の千綿、釧網本線の北浜の方が海に近いですね! 雨こそ止んだいるものの天気は曇りでグレーの海が広がります。 海は晴れた日の青い海の方が満足感があります。 今回の旅は3日間を通して晴れませんでしたが、雨に降られなかっただけ良かったというのが実感です。 管理人を乗せてキハ54 3は定刻通り松山駅へ到着。 これでめでたくJR四国が全線完乗となりました。 JRの旅客会社6社のうち最初に完乗したのはJR四国でした! JR四国は規模的には6社の中でも最小なので完乗はそれ程難しくはないです。

松山駅到着後は松山駅内にある観光案内所で伊予鉄市内電車の2dayパスを購入しこの日の宿であるANAクラウンプラザホテル松山へチェックイン!! JALのどこかにマイルで松山を訪れておきながらホテルはライバル会社のANA系に浮気です…

続きは次回…

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