石見川本→浜原
石見川本7:08発車ですが乗客は管理人一人になりここからは孤独な旅が始まります… 朝の7時台の列車で乗客がいないなんて驚きです。 そして石見川本を出発した後も列車は江の川に沿って進んでいきます。 平行する道路も部分的に道幅が狭く三江線が存続している理由が理解できます。
ずいぶん山深くなってきました。
バラスト散布も行われていないようで所々バラストがなくなり土台が剥き出しになっているところが見られます。 ここはぜひホキ工臨を走らせてもらいたいところです。
至る所にある制限30の標識。 ここから460m間30キロでの走行を強いられます。 中には制限30 1600mなんていうものもあります。 なのでなかなか次の駅につきません。
途中の乙原(おんばら)で地元の中学生が一人乗ってきました。 ここで貸し切り状態から脱出です。
石見簗瀬駅を発車直後に列車最後部から後追い撮影してみました。 画面右側は江の川の堤防です。
三江線はほぼ全線が江の川に沿って進みます。川は三次方面に向かい左手を流れている区間が多いので座るならば三次行きなら進行方向左手側が江津行きなら進行方向右手側がオススメです。
明塚~粕淵間で江の川を渡ります。 進行方向から撮ると逆光になってしまうため最後部から撮影しました。
浜原では三次発浜田行き422Dと交換します。 対向の422Dも三江線を全線走破する数少ない列車です。 浜原では乗車と降車共にありましたが乗客は数名といったところです。
浜原→宇都井
ここ浜原から口羽までは40年前に開通した新しい区間になりこれまでの曲がりくねった路線とは全く表情が違い列車は今までの鈍足振りが嘘のような快調な走りを披露します。
浜原からは軌道もしっかりとしています。 よく見ると枕木もしっかりPC枕木になってます。
カーブも少なくなり浜原までとの違いがま興味深いところでもあります。
「しお」ではなく「うしお」と読むそうです。 普通では読めません… その後は石見松原に停車し石見都賀では地元民数人が乗車しました。
石見都賀を発車しこのトンネルを抜けると次は橋の上の駅で有名な宇都井です。
トンネルを出るとすぐそこはホーム。
宇都井→三次
宇都井駅を発車して列車の後部から駅を撮影しましたがホームに上がるには100段程の階段を上らないといけません。 もちろんエレベーター等の設備はありません…
口羽を過ぎると三江南線の区間に入ります。 口羽までが嘘のような曲がりくねった貧弱な線路に逆戻りです。 もちろん制限30の標識のオンパレードでまたノロノロ運転に逆戻りです。
式敷を過ぎ三次までは後15キロ程です。 江の川も川幅が狭くなり大きな岩が目立つようになってきました。
尾関山を過ぎると三次の市街地が広がり長かった三江線の旅ももうすぐ終了。
広島から来た芸備線の線路と一度合流してから三次駅に進入します。
管理人を乗せた三江線423Dキハ120 313は定刻通り9:21三次駅3番ホームに到着。 これにて三江線乗り潰し終了。
三江線は風光明媚な素晴らしい路線なのですからぜひ観光列車を走らせる等、観光路線として活用すれば乗客は増えるのではないかと考えさせられた3時間21分でした。 奥出雲おろちトロッコとか入線させてみたら面白いと思うのですが米子支社さんぜひご検討をお願いします!
三江線乗車記はこれで終了ですが、青春18きっぷ旅行記はまだまだ続きます。