前回に続きましての野沢温泉で朝風呂外湯巡りの様子をアップします。
麻釜
大湯から出たあとは野沢温泉のシンボルで天然記念物になっている麻釜熱湯湧泉に行ってみました。 ちなみに麻釜と書いて「おがま」と読みます。 知らないと「まがま」や「あさがま」と読んでしまいそうですね。 大湯から山縁を歩きながら麻釜へ向かいます。 早朝のひんやりとした空気が気持ちいいです。
途中に湯澤神社という神社がありました。
麻釜に到着です。
麻釜について説明が書いてあります。 なにやら5つの釜があるようで… 詳細は画像を拡大してご覧ください…
麻釜は地元の人以外は立入禁止になっています。 管理人が訪れた時はちょうど地元の方が山菜を茹でているところでした。
もともとは丸い形だったため丸釜と呼ばれているそうです。
竹伸釜は温泉玉子を作るための釜です。 ただし作れるのは地元の人だけ… 観光客はここでは作ることができません… 残念。
下釜は覆いがあり中の様子はわかりません。 この釜は何に使うのでしょうか??
あれ…釜は5つあるはずなのに「ゆで釜」がない… 「ゆで釜」だけ撮り忘れたようです。 すみません…
麻釜の隣にも神社がありました。
それにしても野沢温泉の方たちはこのような素晴らしい温泉で山菜や野菜類を茹でて食べられるなんて羨ましい限りです。 麻釜を見たあとは滝の湯へ向かいます。
滝乃湯
麻釜からさらに奥の方へ少し歩いたところに滝乃湯はありました。 麻釜から滝乃湯までは案内板があったので迷わず到着。
こちらも趣きのある建物です。
浴室の壁には立派な湯もみ板がかけられていました。
泉質は単純硫黄泉となっていますが滝乃湯は硫化水素イオンが5.2mgに遊離硫化水素も4.12mgとこれまでに入浴した二つの外湯に比べて硫黄分が高いのが特徴です。 メタケイ酸は100.7mgと100mg越えの数値です。 ph7.7の低張性弱アルカリ性高温泉 温泉分析書には緊張低張性高温泉と記されていますがお湯の刺激は強いが浸透圧は低い温泉ということになります。
お湯は薄緑色の透明でこの日入浴したお湯の中では一番、硫黄の香りが強い感じでした。 熱かったので水で埋めながら湯もみ板を使い温度を下げてから入浴しました。
湯口から注がれる新鮮なお湯が浴槽に注がれています。
今回は野沢温泉の13カ所ある外湯のうち3カ所入浴しましたが朝で誰も入浴していない時間だったためかどこの外湯もお湯の温度が熱かったです。 そして3つの温泉も似たような泉質ですがそれぞれに違いがあり温泉の奥深さを感じることができました。 今回は写真撮影の合間の短い時間での外湯巡りでしたが近いうちに野沢温泉に宿泊してゆっくりと外湯巡りをしてみたいと思います。