前回の施設編に続き、温泉編をアップします。 今回の宿で一番楽しみな部分は何といっても温泉! 日本で2番目に濃い硫黄泉というだけに温泉街全体が硫黄の香りに包まれていますが、一体どんな感じなのでしょうか?? 実際に入浴するのは今回が初めて、高まる期待を胸に大浴場へ行ってみましょう!!
大浴場
大浴場は男女別浴で基本的に24時間入浴可能です。 ちなみに浴室は男女交代制ではなく固定制です。
脱衣所にはフェイスタオルが置いてあるので部屋からはバスタオルのみ持参すればOKです。 部屋のフェイスタオルを大浴場に持っていき滞在中は繰り返し使うという宿が多いので、このようなフェイスタオルが使い放題というのはとても嬉しいです。
脱衣所に温泉分析書が掲示されていました。
主な成分はナトリウムが1000mg、塩素イオンが1000mg、硫化水素イオン70mg、硫酸イオン600mg弱、炭酸水素イオン500mg弱、メタケイ酸40mg、遊離硫化水素10~20mgとメジャーな温泉成分がまんべんなく入っている印象で加温ありのかけ流しです。
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)でph7.5~8.0で泉温は約50℃。 5号井と6号井の混合泉らしく両方の成分が分析表に併記されていました。
小規模の宿のため大浴場とは言えそれ程大きくはありません。 大人3~4人入ればいっぱいです。
入浴剤を入れたかのような透明なグリーンのお湯で硫黄の香りに混じり油臭がします。 画像ではよくわかりませんが、水面を見ると微かに油が浮いています。
いざ入浴してみると軽いヌルヌル系のお湯で硫黄の香りと相まって堪らなく気持ちいいです! しかも塩化物泉の要素も含んでいるため少し塩気のある味がします。 湯冷めもしにくく、肌もつるつるで泉質に大満足!
浴槽は画像の内湯1カ所のみで大浴場には露天風呂はありません。 浴場のロケーションやバリエーションにこだわる方には物足らない気がしますが、泉質重視という観点では十分すぎるお湯です。
大浴場の入口の前には少し変わった形の冷水コーナーもあります。 細長い筒状の中に氷水が入っています。 入浴後はここで失われた水分をしっかりと補給します!
貸切風呂 ひてんの音
続いては宿泊者1組あたり40分無料で使用できる貸切風呂があるので利用しました。 貸切風呂は内湯と露天の2カ所ありどちらか片方に入れるのですが、今回は唯一の露天風呂である「ひてんの音」を利用しました。 チェックインの時に予約していた時間が来たらフロントに貸切風呂の鍵を取りに行きます。
今回は露天の方をお願いしておいたので「ひてんの音」の鍵を受け取りいざ貸切風呂へ! ちなみに内湯の貸切風呂は「天くだ里」という名前ですが、利用していないので中の様子はわかりません…
のれんをくぐり中に入ります! この部屋の扉は部屋の扉と異なりオートロックになっています。
扉の奥は客室と似たような踏み込みになっていました。
その奥にはまるで部屋のような脱衣所が…
縁側から外に出ると露天風呂があります。 どうやらこの貸切風呂は以前は客室だった部屋を改造して作ったようですね!
大人2人が余裕で入れるくらい大きさの浴槽があります。 こちらの方が浴槽に注がれているお湯の量が多いような感じでした。 お湯の温度は貸切風呂の方が若干熱めでした。
洗い場にはボディソープにシャンプー・コンディショナーにシェービングクリームも備え付けてありました。
そういえばマッサージ機がなかったような… 個人的には1台くらいあってもいいような気がします。
温泉編の次はこれまた温泉旅館の楽しみの一つ食事編をアップします。