デュッセルドルフ→ケルン
デュッセルドルフのホテルにチェックインしてスーツケースを置いて身軽になった後は急いで中央駅に戻り15:39発のRE1に乗ってケルンに行きます。 目的はもちろんケルン大聖堂を拝観するためです。 本当は明日行こうかと思いましたが時間がたっぷりあるので予定を早め今日行くことにしました。
15:39発のアーヘン中央駅行きのREは16番線からの発車のようです。 地名の後に書かれているHbfとはHauptbahnhof(ハウフトバーンホフ)の略で日本語に直すと中央駅という意味になります。 REというのは Regional-Express の略で日本でいうところの中距離の快速電車になります。 首都圏でいうと東海道線の快速アーバンやJR西日本や東海の新快速みたいな感じと言ったらわかりやすいですです。 ドイツで鉄道を移動手段に使うときは「DB Navigator」というアプリをスマホにダウンロードしておくと列車の時間は料金を調べるのにかなり重宝します。 券売機できっぷを買ってホームにあがり列車に乗り込み約30分でケルンに到着です。
ドイツ国鉄は日本の鉄道と違い改札がないのが特徴ですが、もし検札が来た時に乗車券を持ってないと大変なことになるようです。 でも朝晩の通勤ラッシュの時間等は検札なんかこなそうだし絶対に無札で乗っている人いそうな感じがしますが実際はどうなのでしょうね笑
ライン川の橋を渡りケルン中央駅に無事到着。
ケルン大聖堂
駅舎を出ると目の前には巨大なケルン大聖堂がそびえ立っています。 余りに大きくて一瞬どれかわからなくなるほどです。
逆光でわかり難いですが駅から見るとこのような感じです。 さっそく歩いて正面の入り口に回ります。
正面から撮影するとこんな感じですが自分の持っているカメラの広角レンズの短い側が35ミリなのでこれが限界でした。 今まで見てきたどの教会よりも迫力があります。 北塔の一部に工事の足場が組まれているのが少し残念ではありますが、ドイツではノイシュバンシュタイン城と双璧を為す有名な観光地だけあって一見の価値はあります。 外の写真を撮影した後は大聖堂の中に入ってみましたが中のステンドグラスもまた有名なようです。
内部の厳かな雰囲気に圧倒されます。
有名なバイエルン窓と呼ばれる5枚組のステンドグラスのうちの1枚です。 色鮮やかで言葉にならない美しさです。
東方三博士の遺骨やらなにやらを納めた黄金の棺がありました。
ケルン大聖堂南塔へ登頂
そして内部の見学を終えた後は南塔に登ります。 この時の時刻は16:40で南塔へ登ることにできる時間は17時までに受付しなくてはいけません。 南塔の上り口がよくわからず内部を一周しましたが見つからず一度大聖堂の外へ出てみるとすぐに見つかりました。 場所は西側出口から出て南側へ回り込んだところにありました。 一度階段で地下におりていくと受付があります。 ここで4ユーロを払い階段で登ります。 エレベーターのような文明の力はありません。 ただただ狭いらせん状の階段を延々と登っていきます。 らせん階段を半分程登ると階段から横に入ると回廊のような場所に出ます。
ずいぶんと上まで登ってきました。 そのまま一気に登ってもよいですがキツイので回廊のような場所を一周してから再度、らせん階段を登ることをオススメします。
そしてついにらせん階段を登り切りました。 この階段は人がすれ違うのがやっとの狭さで円の外側はそれなりの足場がありますが内側は足一つ分のスペースはありませんので前から人が来た時は気を付けないと足を踏み外す危険性が高いです。 ここまで約400段位でしょうかやっと登り終えたと思った直後に目の前に現れたのは…
またもや階段です…orz
この階段を登り切るとやっと頂上に到達。
ケルンの街並みが一望できます。
心地よい風がここまで登ってきた疲れを癒してくれます。
しばしこの風景に見とれたのちにまた狭いらせん階段を降りたのでした。
降りた後気付いたのですがこんな注意書きが書いてあったのですね…
階段の数は533段だそうで、There is no lift. だそうです。 533段もあったのか… 階段の数を知らずに登っていたので長く感じました。 パックツアーで訪れた場合等は限られた観光時間で登るには少し厳しいかもしれません。
というわけで少し疲れたケルン大聖堂観光でした。 この後は電車でデュッセルドルフに戻りましたが列車がノロノロ運転で定刻より30分以上遅れての到着となりました。 日本の鉄道のように決められた時刻では動かないようです。 日本の鉄道の定時制が高すぎるだけなような気がしますが…
次回に続く