当日は朝8時過ぎにホテルをチェックアウトしてデュッセルドルフ中央駅に向かいます。 乗車予定の列車は8:52発IC2571シュトゥトガルト行きです。 ICEは日本で言うところの新幹線ですがICは都市間列車でいわゆる特急・急行に当たる列車です。 駅には8時15分位に到着して発車案内を見ると一部のICE列車が大幅に遅れているらしく少し混乱した様子でした。 列車の発車案内が表示されたのでそれに従って16番線に上がってみると、着発番線が15番線に変更になったらしく表示が切り替わりました。 ドイツでは直前に着発番線が変更になることは珍しくないそうなので、ホームの発車案内は常に見ておいた方がよさそうです。 ICEは遅れていたものの管理人が乗る予定のICはほぼ定刻通り入線してきました。 さっそく乗り込みボンに向かいます。
途中のケルン中央駅で20分ほど停車がありボンには約25分程遅れて10時に到着です。
駅前の風景ですがボンはデュッセルドルフやケルンよりも小さな町で落ち着いた佇まいです。 ここがかつて世界有数の先進国の首都だったとは思えないです。
この時期はボン・ベートーヴェン音楽祭の開催時期なので近隣のコンサートホールでは連日著名な音楽家たちによるコンサートが開催されていました。 ただし管理人はチケットを買っていない+音楽会に行くようなドレッシーな服を持ってきていないのでコンサートはパスです。さすがに音楽会に普段着で行くのはNGもいいところですから…
駅前広場から数分歩くとミュンスター広場にでますがここには有名なベートーヴェンの像があります。 後ろの建物はボンの中央郵便局です。 ベートーヴェンの姿にしばし見惚れたのちさらに数分歩いてマルクト広場に出ます。
マルクト広場ではちょうど朝市が開催されていました。 何も買わずにぐるっと一周しただけですがいかにもヨーロッパらしい雰囲気がします。 そしてこの広場からすぐのところにあるベートーヴェンの家へ向かいましたがここが今回ボンに来た最大の目的です!
道路標識のベートーヴェンの家の矢印を目安に進みます。 多分このあたりなんだけどなぁと思い辺りを見回してみるとありました! 回りの建物に完全に溶け込んでいて一瞬パッと見ただけではどこかわかりません。 よく見ると黒い扉の横にエントランスと英語で表記があるのでここが入口だとわかり早速、中に入ってみることにしました。 受付の前には5人くらいの中国人の一家がいたお陰で受付の人に中国人と間違われそうになりながらアイムジャパニ~ズと言って入館料6ユーロ払い日本語のパンフレットをもらいます。 その際、撮影禁止と手荷物類は1ユーロで使用後リターンされる無料のロッカーがあるのでそこに預けるように言われるのでその通り預けて中に入ります。
撮影禁止なのでもちろん画像はありません。 中の展示物としてはベートーヴェンの直筆譜や実際に使用したピアノ等、クラシック音楽ファンには堪らないものばかりです。 その他、電子資料室と言ったらいいでしょうか館内にはパソコンが置いてある部屋がありそのパソコンからベートーヴェンの全作品が視聴できたり初版譜等の写しがPC上で閲覧できたりします。 ベートヴェンの音楽に触れたことのある人なら1日いても飽きない場所です。 管理人も楽譜を閲覧しながらピアノソナタ「熱情」を聞いてみました。 3大ソナタ位は全部聞きたかったのですが時間にも限りがあるため熱情だけ聞いてからお土産コーナーに行きます。 お土産コーナーではCDやオルゴールに素敵なデザインのトートバッグが売ってます。 ベートーヴェンの家らしくベートーヴェンの作曲した曲の楽譜も売ってます。 売っている楽譜は日本でも手に入るヘンレ原典版がメインでおいてありました。 ヘンレ版ってそういえばドイツの会社だから地元のものですね! 日本でいえば全音の楽譜を置いているようなものです。 その中で管理人がちょっと気になったのはヘンレ版のB5サイズの五線譜ノートが売ってました。 さすがにこれは日本では見かけたことないです。 五線譜までヘンレ版買うことないですからねぇ。 原典版の五線譜かと思いましたが音符書いてないので原典も何もあるわけないです笑 せっかくきたので何か買って帰ろうと思いあれこれ悩みましたが、荷物にならずベートヴェンの家に来た記念になるものとしてはキーホルダーが最適ということでキーホルダーを購入しベートーヴェンの家を後にしました。 この後はボン中央駅に戻ります。 乗る予定の列車の時刻が迫っていたため少し急いで駅に戻って発車案内を見ると10分遅れになっていたためゆっくり電車に乗ることができました。
ボンはベートーヴェンが好きな人にとっては一度は訪れる価値のある街だ思います。 もちろんベートーヴェンというドイツでも指折りの偉人の資料館なので音楽に興味がない人がみてもそれなりに楽しめますがその道を少しでもかじったことのある人にとっては特別な思いを感じることができるでしょう!
というわけでベートーヴェンの家の訪問記でした。
次回に続く…