札幌駅のお土産屋さんで北海道土産の定番「白い恋人」等を買って時間を潰した後は最後の定期急行列車かつ最後の定期客車列車となった「はまなす」に乗って北海道を脱出します。 北海道&東日本パスと青春18きっぷの一番の違いは北海道&東日本パスは急行列車の乗車券として有効なことです。 北海道&東日本パスを利用した時は絶対に利用したいのがこの急行「はまなす」です。 はまなすも北海道新幹線開業に伴い廃止されることが正式に決定してますので今回はお別れ乗車ということになります。
札幌駅の改札内コンコースに設置してあります出発列車ご案内。 出発列車と到着列車の状況が一覧で表示されているのは親切です。 かつ入線予定時刻まで表示されているのはうれしいです。
4番線の発車案内には急行「はまなす」青森行きが表示されました。北海道新幹線開業後は札幌駅から本州向けの行先の地名が消えてしまいます。
白い四角に赤の横の2本線が書かれた標識がはまなすの停止目標です。 この日はフル増結の客車12両だったため停止位置は4番線ホーム先端です。 これでは5番線からは撮影できません。 昨日しっかり編成写真をバルブしておいてよかったです。
そして21:38分定刻通りDD51 1093に牽引されてはまなすが入線してきました。 金曜の夜ということもあり昨日より撮影しているファンの数も多いです。
外観
国鉄時代を感じさせる方向幕です。 近年はLEDが主力のため方向幕自体が減りつつあります。
今回の管理人の席は4号車ののびのびカーペットの上段です。 よく見るとロゴがのデザイン犬が寝ているところで可愛らしいです。 ただ外板塗装の割れが痛々しくこの車両の役目がもう少しで終わりに近づいていることを感じさせます。 ひとまず自席に荷物を置いた後は撮影タイム。 まずは外観から
3番線ホームの先端から機関車前部を撮影。 ヘッドライトも消灯中です。
この日は平板タイプの比較的綺麗なヘッドマークでした。
ナンバープレートと所属区の函館運輸所を表す「函」の札と何故か重連ではないにもかかわらず「重」の札が…
続いて1号車スハネフ14 551に書かれた寝台車のロゴ「SLEEPING CAR HAMANASU」と書かれています。
3号車の出入り口の横は剥がれた塗装の上からペイントされていて痛々しいです。 外観の写真はこれくらいにして今度は車内に入ります。
1号車の最前部から見たナンバープレートです。 ガラスが針金入りの網ガラスではないため撮影しやすいです。
はまなすのテールサインがうっすらと写っています。
非常用のはしごが貫通路に設置されていました。 基本的にスハネフ14 550は車端にしか連結されず貫通路を仕様することはないのでこのような形になっています。 また幌枠もはずされています。
こちらは開放B寝台の通路。
寝台の様子。 はまなすが廃止になるとこのタイプの2段式開放B寝台は過去のものに… 残るはJR東日本の583系の3段式開放B寝台のみになりますが定期列車では走らないので多客臨で走った時に乗車するしか手段はなくなります。 それにしても最後まで残った国鉄型寝台車が583系になるとは驚きです。
そしてこの2号車オハネ25 15と増21号車のオハネフ25 7は北斗星が現役だったころは共通運用だったため、外観も金帯3本で洗面台もリニューアルされていて綺麗です。 これが北斗星最後の生き残りの車両です。 B寝台車に乗車するならば発電用ディーゼルエンジンが搭載されている1号車よりも増21号車か2号車の方が静かなのでオススメです。
こちらはスハフ14貫通路の愛称幕。
こちらはオハネフ25 7貫通路の愛称幕ですがもう最後尾に出ることはないため板で塞がれていました。
こちらは普通車(指定席・自由席)車内です。3号車と7~11号車がこのタイプになります。
こちらは5・6号車に連結される指定席ドリームカーです。 カーペットが満席の時は次に狙う席です。 指定席料金はカーペットもドリームカーも普通指定席も同じです。 みどりの窓口で座席を取るときは5・6号車の指定席が空いているか聞いてみましょう! かなり深くリクライニングするので楽です。 飛行機で言うところのプレミアムシート並みのリクライニングです。ちなみにこの画像のみ一昨年乗車した時のものです。 (混んでいて撮影できなかったため)
カーペットカーの様子は次回お伝えします。