由布院駅
列車は定刻の11:23に由布院駅に到着。 ここでは自由散策となります。 事前にクルーの方に申告しておくと観光タクシー等の手配もしてもらえます。 今回は特に由布院で見たいものはなかったので適当に駅前を散策しようかと考えてました。 ところが…この日は梅雨明け直後で今までの冷夏が嘘のような猛暑… 暑くて散策どころではありませんでした。 なので冷房のガンガン効いた車内でクルーの方とお話をしたりして時間を過ごすことにしました。
夏休み期間中かつ日曜日で天気も良いということもあり由布院駅も多数の観光客で賑わっていますが多数の人がななつ星の前で記念撮影をしていました。 またななつ星のクルーの方たちも一般のお客様の対応で大忙しといって感じです。
由布院からはまた来た線路を逆戻りするため入換作業が発生します。 ちょうどDF200が切り離されたの7号車の顔が表に出てきました。 ななつ星は直前に一ヵ月程検査入場していましたがその際に7号車と8号車のみ再塗装をしたとのことでよく見ると他の5両より艶があり車体の傷も少ないです。
キハ72系「ゆふいんの森」が到着しました。 キハ71系の「ゆふいんの森」もありますがこれは新しい方のキハ72系で通称「ゆふいんの森3世」と呼ばれる車両です。
昼食は由布院停車中の12:30~13:30までの好きな時間に食べることができます。
料理は大分の方寸さん監修の「豊国昼膳」(とよのくにひるぜん)でした。 (料理の詳細については後日アップすることにします) 今回の席は1号車ラウンジカーの最後部の席でした。
機回し作業を見ながら極上の昼食を食べる幸せ… ちなみに入換作業員は先ほどまで白い制服を纏っていたクルーの方です。 ななつ星の制服から作業服に着替えて入換作業員に大変身! 入換作業員のいない駅では大きい駅から作業員を派遣させるのではなくクルーが自ら入換作業を実施しています。 ちなみにクルー自ら入換作業をすることにより人件費削減もできかつ、機関車故障で立ち往生した際など救援の機関車さえ到着すればななつ星クルーにより入換作業ができてしまうため運転再開までのスピードが短縮できるという効果もあるそうです。
由布院出発後~博多駅
由布院発車後は一度部屋に戻り、車内販売等の精算があります。 今回管理人が購入したのはNゲージ鉄道模型でした。 18,000円の3両セットと40,000円の8両セットの2種類が販売されています。
3両セットは車内販売のみでしか購入することのできないNゲージコレクターとしては外せないアイテム。 8両セットは車内とJR九州のななつ星オンラインショップ(2019年7月現在休止中)でしか購入できない外箱が限定パッケージのスペシャルバージョンということで小学生以来のNゲージャーである管理人は躊躇うことなく両方購入!! 会計は58,000円也-
Nゲージ鉄道模型を購入したのはトミックスのさよなら日本海セットを購入して以来久々です。 前職で山形に転職した頃から鉄道模型の充実した模型店が近くになく購入を控えていたのですが、これを購入してしまったことで悪い病気が再発しそうな気配を感じます…
(商品は博多駅到着後の渡しだったため画像は後日自宅で撮影したものです)
その後はラウンジカーで寛いだあとは16:15よりラウンジカーでフェアウェルイベントです。 内容は同行カメラマンの方が撮影してくださった旅行中の写真をスライドで上映するといった内容ですが、この写真集はフォトブックかDVDのどちらか選択した上で後日、送付されます。
母親と管理人で同じものをもらっても仕方がないのでDVDとフォトブック1つずつ頂きました。
そして定刻通りの17:31にななつ星1泊2日コースは無事に博多駅へ戻ってきました。 この後はラウンジ金星で寛ぐこともできますが、飛行機が19時のJALなので急いで福岡空港へ移動しなくてはなりません。 今考えると20時の飛行機にしてラウンジ金星でゆっくりしてもよかったなと後悔しつつ後ろ髪を引かれる思いで列車を降りました。
実際にななつ星に乗ってみた感想は旅行代金315,000円でしたが提供される料理や飲み物の質や車内設備にクルーの接客等を考慮するとそれ程、高くはないのではないでしょうか… 特にヨーロッパまでファーストクラスで往復時の料金と比較すると非常に割安な感じがします。
ななつ星 車内
ななつ星の車内の様子です。
突き当りの扉は憧れのDXスイートAの入り口
7号車のデッキのみ洗面台がついていますが何に使うのでしょうか??
ななつ星の車両間の貫通扉と貫通路。照明が設置されており豪華な造りになっています。
鯉の絵が飾ってありました。
6号車通路です。
6号車上部の装飾です。 各号車でそれぞれデザイン違いました。
5号車の通路です。
管理人の乗車した4号車の通路です。
3号車にはシャワールームがありましたが、これは各部屋のシャワーが壊れた際の予備的に使用するのとクルーが使用するために設置されているとのことです。
3号車通路です。
3号車の301号室はバリアフリールームとなっており車いすでも入室できるように広くなっているのが特徴。
柿右衛門作の有田焼のボタンです。 本来はラウンジカーの床の装飾として埋める予定だったとか… 列車が完成するまでに柿右衛門が亡くなったため三戸岡先生がラウンジカーに額に入れて飾ったそうです。
ななつ星の車内に使われている装飾等はほぼすべてが特注品だそうで、ねじもネジ山が星の形になっている特別なものが使われています。 ねじ山が星型なのでドライバーもそれに合わせて特注品で製作したとのこと。
ラウンジカーの最後部にある展望室がく、30億円の額縁と呼ばれるこの大きな1枚窓から見る九州の車窓は別格。
アップした画像以外にもななつ星の車内には見どころたくさんあります。
次回はななつ星の食事についてアップします。