只見線のレール輸送列車の撮影を終えた後は以前から気になっていた金山町にある天然の炭酸泉を訪れることにしました。 金山町には数カ所の天然炭酸泉があるようですが今回は国道沿いにある大塩温泉共同浴場に浸かることに決定!
只見川の水害から復旧に際して2015年に新築リニューアルをしたおかげで建物は共同浴場としては非常に綺麗です。
午前7:30開錠~午後9:00施錠だそうです。 扉の上には英語で「Welcome to OhsioOnsen」の文字が! ここまで訪日観光客の需要があるのかと思いつつ扉を開け中に入ります。
300円以上の維持協力金の入金が必要です。
入口を入り階段を降りると無人の受付があります。 温泉地によっては協力金が任意になっており、無料で入れる公衆浴場もありますがこちらはしっかりと監視カメラ付いており無人だからといって無銭入湯はNGです。
受付の横には自販機が1台と簡単な休憩所があります。
手前が男性、奥が女性用の浴室で混浴ではありません。 脱衣所には無料の貴重品ロッカーが設置してあり公衆浴場としてはポイント高いです。 安心して入浴できます!!
温泉分析書を見るとナトリウムが2391mgと塩素イオン2950mgに硫酸イオン1078mgと炭酸水素イオン1750mgで泉質的にはナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉です。 注目するところは鉄イオン9.2mgと遊離二酸化炭素949mgと結構な量の炭酸が入っています。 メタケイ酸も121.7mgと豊富で成分表を見ただけで入るのがワクワクするような温泉です!! 泉温は38.3℃ これ以上高くなると折角の炭酸が抜けてしまうので炭酸泉としては適温です。
浴場は内風呂が一つと露天が一つ。
内風呂には源泉を加温したものが注がれています。 加温して温めてしまうと炭酸成分が飛んでしまうのではないか思いつつ入浴してみます。
加温されているといっても湯温は40℃程で若干温めでした。
外湯は源泉をそのまま注いでいるそうでこちらは内湯に比べてぬるめのお湯でした。 しかし炭酸泉の特徴であるぬるいお湯に少し浸かると体がポカポカしてくるという特徴のせいか快適です。 ただし近年のスーパー銭湯にある人口炭酸泉のような体に泡が大量につくような感じではありませんが軽くお湯を掻き回すと炭酸泉の特徴である細かいシュワシュワの泡が現れ炭酸泉であることを実感できます。 色も鉄分のせいか褐色の濁り湯で味も塩素イオンのせいで塩辛く且つ鉄っぽい味がしました。
アメニティは固形石鹸があるのみでボディソープ・シャンプー・コンディショナー等は一切なしです。
いやぁいい湯でした! 今回は他に入浴者がいなく貸切で大満足の大塩温泉でした。 只見線沿線に来た時はぜひ一度入浴することをお勧めします。