熊本→大牟田→甘木
ホテルをチェックアウトして市電で熊本駅へ移動しますが、この日の分の旅名人の九州満喫きっぷはまだ入鋏されていません。 ひとまず河原町電停から市電に乗り込むと運転士さんの他に案内係の乗務員さんがいたので入鋏してもらうべくきっぷを見せると…、なんと「熊本駅のJR改札でスタンプ押してもらって下さい」とのこと。 手書きで日付かかれるのかと思ったら意外でした。 一歩間違えたらタダ乗りされてしまうような気もしますが、その辺は利用者の良心に委ねられるということのようです。
それではフリー切符の2回目のところに入鋏しホームへ上がります。
815系と821系の並び。
今回乗車したのは817系2B+815系2Bの鳥栖・長洲行きです。 前2両の817系は鳥栖行きで後2両は長洲止まりなので必然的に前の817系に乗車し大牟田へ向かいます。
大牟田駅に到着しました。 廃止直前の寝台特急「なは」をバルブ撮影しに来て以来の大牟田駅です。 下車後は駅前にある大牟田郵便局を訪問し 今回は九州すべての鉄道が乗り放題ということでここからはJRから離れあえて西鉄に乗車します。 年末の貝塚線に続いて2回目の西鉄乗車となります。
郵便局訪問を終えJRの線路を跨ぎ西鉄側に行くと駅前には保存車両が置いてありました。
かつて大牟田市内を走っていた路面電車のようです。 今は喫茶店として使っているようで、時間があればコーヒーと行きたいところですが、この先の行程が詰まっているので今回はパス。
今回の旅名人の九州満喫きっぷで唯一乗車可能な特急列車です。 特急とは言え特別料金不要なので乗れるだけですが… 車両は西鉄6000形。 運転席のパノラミックウィンドウになっている少し変わった雰囲気のある車両です。 これに乗車し西鉄久留米へ移動します。
JRの久留米駅とは少し離れたところにある西鉄久留米駅。 乗り継ぎ時間が微妙なため郵便局はいかず駅のホームで時間で甘木行きの電車が来るのを待ちます。
西鉄久留米からは7000形の甘木行きに乗り換えです。
宮の陣から甘木線に入り甘木を目指します。
甘木に近づくにつれ空が暗くなってきました。
西鉄甘木駅で並ぶ7000形と7050形。 同じような顔付きですが4扉の7000形に対して7050形は3扉という違いがあります。
駅舎を出ると雨が降ってきました。
足早に甘木駅前郵便局に行きますが貯金を終え局を後にするころには雨が強くなってきました。
甘木→基山→鳥栖→佐賀
雨が思った以上に強いので走って甘木鉄道の甘木駅へ移動します。 こんなに雨が降る予報ではなかったため今回は傘を持っていなかったため結構、濡れてしまったのは誤算でした。
ここからは甘木鉄道に乗り鳥栖へと移動します。 甘木には車庫があるため運用についていない車両たちが休んでいます。
国鉄色が来れば良いなと思っていましたがやってきたのはAR307でした。
甘木を出ると先ほど乗車した西鉄甘木線が分かれていきます。
基山からは再びJRに乗り鳥栖へ移動します。
駅そばがあったので食べようかと思い近づいたところ…
駅弁が売っていたのでかしわめしを購入しました。
日中は1日1本しかない鳥栖発の長崎行きの車内にていただきます。
中身はこんな感じでのりと錦糸卵とかしわの色が綺麗な弁当でした。 気温が低いせいか若干冷たくなっていましたが駅弁としては上出来な美味しさですが折尾のかしわめしの方が個人的には好みかと…。 盛り付け方も折尾のかしわめしと似ています。
佐賀駅到着後は佐賀駅前郵便局と佐賀神野町郵便局の2局を足早に訪問し駅に戻ります。
そういえば甘木で降っていた雨はいつの間にか上がっていました。
佐賀→山本→伊万里
佐賀からは唐津線・筑肥線の非電化区間の乗り潰しをします。 ホームに上がるとちょうど佐世保行きの特急みどり11号がやってきました。車両は783系ハイパーサルーンです。
佐賀から乗車した唐津線のキハ125です。 個人的にこのキハ125は鮮やかな黄色で好感がもてる車両です。 この列車は単行ですが、運用によってはキハ47と連結されて走ることもあるのでカラフルな編成美が楽しめる車両でもあります。
列車は久保田から唐津線に入りますがこの日は気温が低く少し高い山では雪が降っているようで白く雪化粧になっています。
厳木(きゅうらぎ)と読みます。 JR九州の難読駅の一つ。
山本で唐津線から伊万里行きの筑肥線に乗り換えますが… いるはずの筑肥線がいません。 ここまで乗車した唐津行きの列車は定刻通り山本を発車していきました。 スマホで運行情報を確認すると筑肥線の電化区間が風の影響でダイヤが乱れているとのことですが筑肥線の非電化区間は通常通りの運行になっています。 遅れのアナウンスもないまままつこと10分程で踏切が鳴り伊万里行きの列車が到着しました。 車両は先程と同じキハ125の単行です。
車内に入るとなんと乗客0! 真昼間から貸し切り状態です。
ポイントを右に行くと唐津線、左に行くと筑肥線です。 当然ポイントは左に開通しています。
山本を発車するとしばらくは唐津線と並走します。 見た目は複線に見えますが単線並列状態で別の線区扱いです。 本牟田部駅は唐津線にしかホームがありません。
本牟田部駅を過ぎて少し行くと筑肥線が唐津線の上を乗り越す形で分かれていきます。
肥前久保に到着。 乗降が無くドアが開いてすぐにまた閉じ列車は発車していきました。
西相知はさながら秘境駅の様相を感じさせる駅。 レール表面がほとんど光っていないところがJR九州でも一位、二位を争うローカル線筑肥線非電化区間らしいところ。
山本~伊万里間で唯一の交換駅である大川野に停車です。 ここでも乗降はありませんでした。
以前マヤ検を撮影した思い出の踏切。 この日、車内放送を聞くまで桃川(もものかわ)をずっと「ももかわ」だと思っていました。
列車は遅れを回復することなく約10分遅れて伊万里へ到着。 結局最後まで他に乗客は現れず山本~伊万里間全線貸し切り状態でした。 折り返し列車は下校する高校生の利用があるようでその回送も兼ねて運転されていると思えば納得です。
列車が遅れたため急いで撮影したた斜めに…
伊万里ではマヤ検を撮影した日に伊万里駅の入場券は購入しているのですが、その当時はマルスが無くPOSのみだったので今回、マルス券の入場券を購入します。 そして松浦鉄道へ乗り換えます。
伊万里→松浦
伊万里からは松浦鉄道西九州線に乗りこの日の宿がある松浦へと向かいます。
伊万里駅で並ぶ佐世保行きと有田駅の列車。
松浦鉄道は今回初乗車になります。
今回乗車したのはMR-618でした。 車内はセミクロスシートで出入口付近はロングシートなのですがクロスシートの部分が4人掛けは固定式のボックスシートですが一人掛けの席はなんと転換クロスシートという少し変わった作りでした。 (画像は車内に人がいたので撮影できていません)
車窓からはところどころで伊万里湾が見られます。 天気も回復し青い海を見ながら松浦に向けて快走していきます。
すっかり陽も西に傾いた松浦駅に到着しました。
この後は松浦駅の目の前にあるアミスタホテルにチェックイン!!
次回に続く…