東武鉄道の本線系統で未乗線区の小泉線全線と桐生線 相老~赤城間を乗り潰しに行ってきました。 この日は公休日でしたが特に予定もなく朝起きて何をしようかと考えていたところ閃いたのが小泉線の乗り潰しでした。 早速、東武鉄道のホームページのお得なきっぷをチェックすると「ふらっと両毛 東武フリーパス」というきっぷが目に止まりました。 この切符は発駅からフリー区間の開始駅である茂林寺前までの往復乗車券とのフリー区間である茂林寺前から伊勢崎方面の東武線各線とコミュニティバスが三日間乗り放題というもので、館林からの発売はありません。 そのため自宅から館林を抜け川俣駅へ行くそこどパークアンドライドすることにしました。
東武小泉線
自宅から川俣駅に向かいますが意外と道が混んでおり乗る予定の列車の5分前に川俣駅に到着。 急いできっぷを買いますが券売機では買えませんので窓口で購入します。
乗車券と案内に特典やバス時刻表が載っている冊子を渡されました。 それにしてもこんな形で川俣駅を利用するなんて夢にも思いませんでした。 橋上駅舎2階の改札からホームに降りると間もなく館林行きの10000系がやってきましたのでこれに乗車し小泉線の起点である館林へ移動します。
館林に到着しましたが向かい側のホームには伊勢崎行きの850系3両が停車中でした。
小泉線は… 4番線から1101に発車ですね!
4番線は3-5番線ホームの伊勢崎方に切り欠き式で設置してあります。
待っているのは2両固定の8000系と思いきや10000系2両で少しビックリ。 小泉線=8000系のイメージが強くステンレス車の10000系は予想外でした。
そして車内に入るとなんとそこは… 15人程の乗客がいますが見渡す限り南米系の人たちしかいません。 っていうか日本人は管理人だけ… 外国の電車に乗っているような錯覚に陥りますが、館林を発車し車内アナウンスが流れるとやはりそこは日本の電車だと安心します。 成島、本中野と各駅に停車して行きますが、乗客が変わることもなく北関東の田畑と住宅が点在する風景の中を西小泉に向かい進んでいきます。 途中、太田方面行きが分岐する東小泉ではすでにこれから乗車する赤城行きが既に地停車していましたが、終点の西小泉まで行って折返しても乗り継げますので終点を目指します。
終点の西小泉駅へ進入します。
終点の西小泉に到着です。 今まで、自家用車では数えきれないほど駅の横を通過していますが、鉄道できたのは初で少し新鮮味があります。
この駅舎の配色はブラジル国旗をモチーフにしていて駅名の上のエンブレムはブラジルの国鳥をデザインしたものだそうです。 駅前の商店を見ると至る所にポルトガル語の看板が目につきます。
折返し時間が5分程しかありませんので、すぐにホームへ戻り先ほど乗ってきた10000系に乗り込みます。
案内板をよく見ると表記が英語・日本語・中国語・韓国語の他にポルトガル語・スペイン語の表記までされています。ちなみに車内放送までポルトガル語です… と言いたいところですがさすがにそれはありませんでした。
西小泉を発車し小泉町を過ぎると間もなく進行方向左手から小泉線太田方面行きの線路が近づいてきます。
東小泉駅では2分接続で赤城行きに乗りかえます。 島式ホームなので乗り換えは楽々です。
ここからは久々の8000系の乗り心地を楽しみます。
東小泉を発車し竜舞を過ぎると高架橋を上り小泉線の終点の太田です。 乗車中の列車は太田から先、桐生線直通の赤城行きなのでこの列車の終点ではありません。
進行方向左手から伊勢崎線が近づいてくると高架化された太田に到着です。
太田駅に着きました。 高架化されてからは鉄道で来るのは初めてです。
東武桐生線
太田では少し停車時間があるので改札を出て軽く食料を調達します。
南口のロータリーにデイリーヤマザキがあったのでパンを購入しホームへ戻り先ほどの8000系に乗車し終点の赤城に向かいます。
太田の文字が目に止まり思わず買ってしまった小倉あんぱん。 折角の乗り鉄なのにコンビニ弁当では少し寂しいですが、このようなご当地チックな食べ物ならばたとえコンビニ商品でも気分が高まります。
太田を発車すると三枚橋、難読駅名の治良門橋(じろえんばし)と桐生の市街地目指し各駅に止まっていきます。 新桐生を過ぎると進行方向右手にJR両毛線の下新田電留線を見下ろしながらJRの線路を乗り越すと右から非電化のわたらせ渓谷鉄道の線路が近づいてきて並走しながら相老に到着。 相老を出るとわたらせ渓谷鉄道線が離れて行ったのも束の間、次は右手から上毛電鉄線の線路が並走し終点の赤城へ到着です。 新桐生から赤城までの間は鉄道ファンなら車窓に釘付け間違いなしですね!
赤城に到着した後は一度改札を出ます。
赤城駅は旧大間々町の中心にあります。 郵便局に行こうかと思いましたが微妙に距離があるので断念。
赤城からは先ほど乗車してきた8000系を見送り特急券を別途購入し特急「りょうもう」に乗り館林まで戻ります。
特急「りょうもう」車内
桐生線ではどうみても輸送力過剰な200系6両編成。
200系の行先表示器はLEDではなく幕式。 最近は8000系や10000系も更新されLED化されているので方向幕が貴重な時代になりつつあります。
100系スペーシアと違い個室や売店はないので各車同じような造りになっています。 スペーシアは観光特急的な要素が強いですが、りょうもうはビジネスユースがメインです。なので車内設備的には100系と比べるとどうしても見劣りするのは否めません。
コカ・コーラの飲料が販売されいています。 自販機は6号車の5号車寄りと3号車の4号車寄りに設置されています。
3号車には洋式の多目的トイレが設置されています。
3号車デッキに一番近い座席は1+1で車いす対応です。
1号車にも自販機がありますが使用停止中でした。
見本が抜かれていて殺風景な印象。
1号車のトイレは和式でした。
座席は前席背面のテーブルの他、窓下にも折りたたみ式のテーブルが設置されています。
背面テーブルには各車両の案内があります。
赤城から数名の乗客を乗せて発車した特急りょうもうですが途中駅で少しづつ乗客を拾いながら浅草を目指します。 さすがは特急列車、快適ですね! あっと言う間に館林についてしまいました。
後ろ髪を引かれる思いで下車し普通列車に乗り換え茂林寺前へ
駅の目の前にある茂林寺駅前郵便局でご当地フォルムカード第8弾ひもかわうどんが未購入だったため寄ってみましたが、無事ゲットできました。 せっかくなので貯金もしましたが、以前あった分福茶釜にちなんだゴム印があったのですが、局名のみのシンプルなものに変わってしまい残念です。 この後は川俣駅へ戻り今回の乗り鉄は終了です。