日本三秘湯 谷地温泉と秋田・山形の未訪局巡り その4

温泉大好き!59 谷地温泉

今回は谷地温泉 宿泊記の温泉編をアップします。 ここ谷地温泉は何と言っても足元湧出の温泉があることで有名です。 チェックインの際に17時までは日帰り入浴のお客様で混雑が予想されると言われたのが気がかりですが、部屋で浴衣に着替えた早速、お風呂へGO!

男湯 入口

まずは男湯に行きます。

 

温泉分析書(1号泉)

男湯には下の湯の足元湧出の1号泉の温泉分析書が掲示されていました。 成分的には陽イオンはカルシウムが110mg、陰イオンは硫酸イオン376mgで目立った成分は入っていません。 溶存ガス成分で遊離硫化水素が2.9mg入っているので硫化水素型硫黄泉の基準は満たしており泉質的には単純硫黄泉(低張性弱酸性温泉)となります。 ちなみに泉温は37.4℃でph4.71でメタけい酸66.6mgです。

もう一つ別の源泉の分の分析書があるはずですが見当たりません。 ひとまず入浴することにしますが、フロントで言われた通り混雑していました。

貴重品ロッカー

ちなみに脱衣所には無料の貴重品ロッカーがあります。 これは日帰り入浴客にとってはありがたいです。

案内

お風呂ですが足元湧出の浴槽は男湯に一つのみですが、画像の通り17:30〜20:00までは男女浴室が入れ替えになるので女性の方も足元湧出の温泉が楽しめます。 ただしこの時間の日帰り入浴は終了しているため女性の方で足元湧出の温泉を楽しみたいという場合は宿泊必須というのが残念なところです。

 

温泉分析書(2号泉)

温泉分析書(2号泉)

上の湯として使われている2号泉の分析書は女湯の方に掲載されていました。

こちらも1号泉と似たような泉質ですが遊離硫化水素が1.7mgしか含まれないので硫黄泉の条件が満たせず単純温泉となります。 泉温が38.2℃なのでこちらは加温されているものと思われます。

男湯

男湯 下の湯(足元湧出)

谷地温泉の目玉である足元湧出の浴槽です。

透明度の高い透き通ったお湯が特徴。 温度は38℃前後で温めのお湯です。

飲泉場

飲泉もできます。

湧き出るお湯

よく見ると絶え間なく気泡が出ていてお湯が湧き出ていて、温泉が湧いていることが確認できます。

男湯 上の湯

上の湯は濁り湯で42℃程で湯の華が舞っていて温泉といった感じです。 下の湯も上の湯も共に硫黄成分が含まれるため硫黄臭がしますが万座温泉等の高濃度硫黄泉ではないためキツくはありません。 泉質自体が単純泉なので湯当たりしにくく入りやすい温泉だと思います。 ただ塩化物泉や炭酸泉的要素がないためか下の湯に長く浸かってもそれほどポカポカ感はありません。 下の湯に浸かった後、暖かい上の湯でしっかりと体を温めて湯上りしないと風邪ひきそうです。

打たせ湯 入口

男湯限定で打たせ湯があります。打たせ湯に行くための階段は結構急です。

打たせ湯

一箇所しかないので混雑時は譲り合って利用する必要ありです。

男湯 洗い場

男湯の洗い場ですが入口から入って一番奥にあります。 初めて浴場に入った時は洗い場がないのかと思いました。 ボディソープにシャンプー、コンディショナーは備え付けがあります。 蛇口は熱いお湯と水が出るものと2つあるので適温になるよう各自でブレンドする必要があります。

女湯

女湯

17:30〜20:00までは男女入換になります。

こちらは上の湯と下の湯のみで足元湧出ではありません。また打たせ湯もありません。

女湯 下の湯

女湯は入口から洗い場、上の湯、下の湯、洗い場となっており温い下の湯は奥で男湯とは逆の配置になっています。 そして女湯は下の湯も白濁した濁り湯となっていました。 宿の人の話では引湯中に空気に触れるため白濁湯になるとのことです。 あの透き通った男湯の下の湯が女湯に来ると白濁湯になるという興味深いお風呂ですね。

女湯 上の湯

こちらは女湯の上の湯です。

女湯洗い場

女湯の洗い場は男湯と違い2箇所あります。

女湯 あがり湯

男女ともにあがり湯が出入り口に設置されていますが少しぬるくて使いにくいです。

入浴方法と効能

谷地温泉が勧める入浴方法と効能が書いてあります。

ヒバ造りの鄙びた雰囲気の浴場と足元湧出の新鮮な温泉が満喫でき満足です。 単純泉とはいえ白濁湯で湯の華が舞っており温泉に入ってるという視覚的な実感もあるのが良いところだと思います。 ただし女性の立場からすると足元湧出のお風呂に入れる時間が限られるため、温泉は少し物足らなく感じるかもしれません。 ここが谷地温泉の最大のウィークポイントだと感じました。

次回は食事編をアップします。

 

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